野わけの風や


< 今日の 花一番地 >
随分 夜明けが遅くなりました
まだ十分明けきらない川べりの土手
朝の空気を掃き捨てるように・・・風〜・風〜・風が
土手の芦が強くなびき 風の道が見えます
風の道は次々と送り出されては土手の草を分けて
足早に私を追い越す い〜〜風です
我が身も風に乗って空中を飛んでいるような気分で
いつまでも続け〜風よ止まないで〜・・・
鳥になり蝶になり羽虫になり 風と戯れる 
・・・一瞬の幸せを感じる朝でした・・・
< 明日もいい日になりますように >


生き残る海棠


< 今日の 花一番地 >
土手の上から大声が・・・ <花一番地さ〜ん>・・・
ヘッ 朝はようから誰や?とりあえず <はいは〜い>
小さな体で自転車に満載の植物積んだ姿は?
アア あのお方や挨拶くらいせねばとこちらも土手へ上がる
やがて取り潰される花壇の植物を我が庭へ移植するそうな
少しの庭が有ればそれも叶うが
花一番地さんには望むべくもないことで
ひとつ残らずブルドーザの下敷きにする覚悟というのへ
レストランの前庭にシンボルツリーとして適当な樹木をとのこと
相手の場所に不足は無い それならそれなら
とっておきの一品 <花海棠>を引き取って戴く事に決定
大好きな<海棠>が生き残るという・・・喜び・感激

こうして一株二株と少しづつ他所へ貰われてゆきます
中央花壇の枝垂れ桜は見事に成長したが故に
誰もが惜しみ口々に勿体無いというのへ
・・・大物過ぎて・・・

旨い筈がない


< 今日の 花一番地 >
<ニラ>の花が咲き出しました
これも・・・一夜にして無くなるんじゃないかと不安です
咲いた咲いたとフォトに収めて楽しむ間もなく
ある朝突然 アレッ・ナイ・花がナイと呆然とする例年
エディブルフラワーじゃないっちゅうに 誰やノン
旨いはずないやろうが〜 お腹壊し〜なや
花一番地の花は中国野菜と同じ位怖〜いのです
そや 週末・雨が降りそうな今夜頃が無くなり時
<世界一汚染された安威川の水使ってる>なんて
かる〜く忠告しておかねば・・・フッ


 

母鳩の言い分


< 今日の 花一番地 >
人を食ったように人間の間近に巣を作るキジ鳩
其方がその気なら これはどうだ・・・とばかりに
巣の真下からカメラを構えてのフォト
写っちゃいないが 白い卵がこぼれて見える場合もある
スケてカランとした巣を小馬鹿にしていたが・・・
それなりに風通しのよい立派な1DKで居心地よさそう
1DKの住みかを造り上げる働きのいいオスだったのか
それとも・・・メスの言い分は違うかもねえ〜〜
こんな人通りの真っただ中で卵を産めよ雛を育よって
わたしゃ卵抱いて命がけですがな・・無責任の甲斐性なし
なんとかして〜な ホラホラまた人間が・・アンタ〜〜ッ
卵を抱き巣を守る母鳩は真剣な目をしております

蝶の宿


 
<今日の 花一番地 >
やっとやっと 待望の雨が降りましたね
草や木や雑草の安堵の声がホ〜〜っときこえるようです
さあ 今朝は花一番地もしっとり息をふきかえし
虫たちの歓迎の大合唱が聞かれる事でしょう
咲き乱れる花々と虫の音が千路に乱れて秋の訪れを
・・・詠う・・・


萩花を 命の糧に蝶の宿>
一夜の雨に弱った蝶は 
萩の小枝に仮の宿を結び
寝ざめてみれば風に吹かれてなすがまま
元気に飛び立つ事が出来るのでしょうか?

残暑お見舞い


< 今日の花 ホテイアオイ >
浮き草の一種で葉は卵形 葉の基部がふくれてきて浮き袋になる
これを、布袋さん(七福神のひとつ)の丸いおなかにたとえた
紫色の美しい花は一日で咲き終わる
繁殖力が強く河川や池で広まってしまっているところもある
別名 <布袋草>(ほていそう)<ウォーターヒアシンス>